頓服薬とは、発作時や症状のひどいときに用いる薬です。
解熱剤、鎮痛剤、下剤、睡眠剤、狭心症発作を抑える薬などがあります。
ただし、頓服薬としての指示がない場合、または特に医師から一時的に服用するような指示がない場合は、それぞれ決められた時間にきちんと服用して下さい。
以下、主な頓服薬の用い方を説明しましょう。
解熱剤 | 通常、38.5℃以上の時に服用します。 効かないからといって続けて服用してはいけません。 最低3〜4時間はあけて下さい。 |
鎮痛剤 | 頭痛、腹痛、歯痛、その他の痛みのある時に服用します。 これも続けて服用する場合は、3〜4時間間隔をあけてください。 |
下 剤 | 便秘の時に服用します。通常、寝る前に服用すると翌朝便通があります。 |
睡眠剤 | 眠れない時に服用します。 医師の指示に従い、1回量を厳守して服用しましょう。乱用してはいけません。 |
狭心症 発作止めの薬 (舌下錠) |
狭心症の発作が起こった時に服用します。 舌下錠というのは舌の下、または歯ぐきと頬の間に錠剤を入れて服用するもので、 口腔内の粘膜から直接吸収されるため、通常1分以内に効果が現れます。 かみ砕いたり、のみこんだりしないように注意して下さい。 |