薬の保存方法は?

薬は光・温度・湿度に大変影響を受けます。

保存状態が悪いと変化を受けやすく、効果の上にも悪影響を与えます。

特に、梅雨時や夏場など高温多湿時の薬の保管には十分な注意が必要です。

薬の効果を十分に発揮させ、かつ安全に服用するためには、薬に適した保管をすることが大切です。

以下、主な薬の保存上における注意事項をあげます。

散薬、錠剤、カプセル剤 特別の指示のない場合、原則として低湿度で高温にならないような場所、例えば缶の中や引き出しの中など涼しい所に保管して下さい。
水薬 冷蔵庫に保管して下さい。水薬のカップ、水薬ビンの口などは細菌汚染を受けやすいので常に清潔に保ちましょう。また水薬は水などで薄めていますので、長期保存すると腐敗するおそれがあります。

1週間以上たった薬は服用しないようにして下さい。

ただし、原液(水などで希釈していないもの)の薬は処方された日数まで保存可能です。

外用薬 内服薬と同じ場所でかまいません。しかし、坐薬は薬自体が体温で溶けるように作ってありますので冷蔵庫に入れるか、なるべく涼しい場所に保管して下さい。

また、使用中の点眼薬は細菌に汚染されやすいので、開封後はきちんとふたを閉め、2週間をめどにお使い下さい。

大阪府病院薬剤師会
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