同じような作用の薬を数種類のめば強力な作用が現れるし、逆の作用の薬をのめば効果が現れにくくなります。

また、たくさんの種類をのむことによって、ひとつひとつではでない副作用がでてくるということもあります。

このような効果を薬の相互作用といいます。

恐ろしいのは、2種類の薬をのめばその効果が1+1=2だと思っていると、3にも4にもなることがあり、薬の効果より副作用が現れる危険性が高まることです。

また、せっかく薬をいろいろのんでいるのに薬同士が効果を打ち消して効果がでないというのも困ります。

最近では、ある種の抗菌剤と鎮痛剤を一緒に服用するとけいれんがおこる可能性があることがわかり、一緒に服用することを避けるようになりました。

また、ある種の抗アレルギ-剤と抗真菌剤・睡眠導入剤の併用で作用の増強による副作用の発現が報告されています。

 このように、薬を何種類ものむ時は、副作用を防止するためにも他の病院、診療科でもらっている薬を診察の際に見せることが非常に大事なこととなります。

市販の薬を服用していても同様です。

よく、「血圧の薬をのんでます」とか「胃薬をのんでます」とか言われる方がいらっしゃいますが、それだけではどんな作用の薬かわからないので、薬の実物か、薬品名を書きとめたメモなどを持って相談した方がよいでしょう。

湿布薬以外に貼り薬が使われる病気の分類は、次のように分類されます。

〔Ⅰ〕血管を広げるために心臓病に使用されるもの

〔Ⅱ〕婦人科などでホルモン剤の投与に使用されるもの

〔Ⅲ〕癌による痛みをとるために使用するもの

〔Ⅳ〕気道を拡げて呼吸を楽にするために使用するもの

〔Ⅴ〕禁煙の為に使用するもの

〔Ⅵ〕注射をする前に痛み止めに使用するもの

〔Ⅶ〕皮膚局所の炎症を抑えるもの

〔Ⅷ〕硬くなった皮膚をやわらかくするもの


 

薬効

成分

商品名

全身作用を持つもの

血管を広げるために
心臓病に使用されるもの

ニトログリセリン

ニトロダームTTS、
ヘルツァーS、
ジドレンテープ、
バソレーターテープ、
ミニトロテープ、
ミリステープ、
メディトランステープ
 

硝酸イソソルビド

アパティアテープ、
アンタップRテープ、
イソピットテープ、
サワドールSテープ、
硝酸イソソルビド「EMEC」テープ、
ニトラステープ、
フランドルSテープ、
ペネティISDNテープ、
リファタックSテープ
 

婦人科などで
ホルモン剤の投与に使用されるもの

エストラジオール

エストラーナ、
エストラダームM、
エストラダームTTS、
フェミエスト

癌による痛みをとるために使用するもの

フェンタニル

デュロテップパッチ

気道を拡げて呼吸を楽にするために使用するもの

ツロブテロール

ホクナリンテープ

禁煙のために使用するもの

ニコチン

ニコチネルTTS

局所作用を持つもの

注射をする前に痛み止めに使用するもの

リドカイン

ペンレステープ、
ユーパッチ貼付剤

皮膚局所の炎症を抑えるもの

副腎皮質ホルモン

ドレニゾンテープ

硬くなった皮膚をやわらかくするもの

サリチル酸

スピール膏M


貼り薬とその貼り換え時期

商品名

 時期

ニトロダームTTS、
ジドレンテープ、
バソレーターテープ、
ミニトロテープ、
メディトランステープ

24時間毎

ミリステープ、
ヘルツァーS

12時間毎

アパティアテープ、
アンタップRテープ、
イソピットテープ、
サワドールSテープ、
硝酸イソソルビド「EMEC」テープ、
ニトラステープ、
フランドルSテープ、
ペネティISDNテープ、
リファタックSテープ

24又は48時間毎

エストラーナ、エストラダームM、
エストラダームTTS

2日ごとに貼り替える

フェミエスト

3~4日(週に2回)に
1回貼る

ペンレステープ、
ユーパッチ貼付剤

注射をする場所に
30分間貼る

デュロテップパッチ

3日ごとに貼り替える

ホクナリンテープ

24時間毎

ニコチネルTTS

24時間毎

スピール膏M

2~5日

ドレニゾンテープ

12時間又は24時間

坐薬は肛門から挿入し、直腸から薬を吸収して効果を現すものです。
胃を通らないので胃腸を荒らさず、早く効きます。

《使い方》

  1. なるべく排便を済ませておく。
  2. 指を石鹸で良く洗う。
  3. 坐薬をどちらから入れるのか確認する。
  4. 肛門に指先で押し込む。 
    * 幼児の場合:約1.5cm、大人の場合:約2.5cm
  5. 入れた後、すぐにトイレに行きたくなりますが、お薬が出てしまうので我慢して下さい。

 

《注意》

  1. 坐薬を入れる前に、肛門をぬるま湯か水で濡らしておくと、スムーズにいれられます。
  2. 基本的に冷蔵庫に保管しておいて下さい。
残念ながら、現在日本で発売されている測定器は、全て血液を採取することにより血糖値を測定します。

今のところ、全く針を使わない血糖測定器はありません。
但し、血液の採取場所が痛点(痛みを感じるところ)の少ない場所で行え、採取する血液量が少ないものが発売されています。

血液を採取しないで血糖値を測定する器械は現在開発中で、Diasensor1000がヨーロッパで販売されているほか、GlucoWatchBiographerが2000年5月よりアメリカで18歳以上の大人への使用が予備的に認められているところです。

現在血液を採取しないで血糖値を測定する器械の性能はその正確さと精密さの点で従来のものに取って代わるまでにはいたっていません。
しかし、近い将来には、血糖自己測定を痛みのない方法で測定できるようになります。

それまでは、自分に合った器種を使ってより良い血糖コントロールを達成することが大切です。

錠剤やカプセルは、瓶や袋に入ったものもありますが、最近では、病院でもらう薬、まちの薬局で買える薬はほとんどがPTP包装といって、表は透明で薬が見 え、裏はアルミ箔になっている包装シ-トになっています。

最近、うっかり薬を包装シ-トのままのんでしまう例が増えています。

誤ってそのまま錠剤をのみ込むと、食道に突き刺さるなど、思わぬ事故につながります。

錠剤をのむ時は、1回にのむ個数を確かめ、薬の包装の透明な凸部を指で押し、裏面のアルミ箔を突き破り、のむ個数だけ取り出して下さい。

薬を包装シ-トと一緒にのまないように注意しましょう。

薬は光・温度・湿度に大変影響を受けます。

保存状態が悪いと変化を受けやすく、効果の上にも悪影響を与えます。

特に、梅雨時や夏場など高温多湿時の薬の保管には十分な注意が必要です。

薬の効果を十分に発揮させ、かつ安全に服用するためには、薬に適した保管をすることが大切です。

以下、主な薬の保存上における注意事項をあげます。

散薬、錠剤、カプセル剤 特別の指示のない場合、原則として低湿度で高温にならないような場所、例えば缶の中や引き出しの中など涼しい所に保管して下さい。
水薬 冷蔵庫に保管して下さい。水薬のカップ、水薬ビンの口などは細菌汚染を受けやすいので常に清潔に保ちましょう。

また水薬は水などで薄めていますので、長期保存すると腐敗するおそれがあります。

1週間以上たった薬は服用しないようにして下さい。

ただし、原液(水などで希釈していないもの)の薬は処方された日数まで保存可能です。

外用薬 内服薬と同じ場所でかまいません。

しかし、坐薬は薬自体が体温で溶けるように作ってありますので冷蔵庫に入れるか、なるべく涼しい場所に保管して下さい。

また、使用中の点眼薬は細菌に汚染されやすいので、開封後はきちんとふたを閉め、2週間をめどにお使い下さい。

漢方薬は副作用の心配がないので自分の判断でのんでも大丈夫。と思っていませんか?

漢方薬といっても、副作用や相互作用(薬ののみあわせ)は起こります。

漢方薬は体質や症状(証といいます)によって使い分けます。

証が合っていないと、効果がないだけでなく、思わぬ副作用が起こる場合もあります。

また、相互作用(薬ののみあわせ)についても同じで、のみあわせによっては重い症状を引き起こすこともあります。

漢方薬についても医師や薬剤師から十分説明を受けてのみましょう。

また、薬局・薬店で漢方薬を買う場合もしっかり説明を受け、正しく薬をのみましょう。

漢方薬の副作用の例

小柴胡湯で非常にまれですが間質性肺炎(咳・呼吸困難・呼吸が荒いなどの症状)という重い副作用をひきおこすこともあります。

多くの方が漢方薬に副作用はないと思っておられかもしれませんが、実はあります。

漢方製剤の副作用には、薬の使い方(いわゆる証)の誤りで生じるものと、生薬そのものの薬理学的作用に基づくものに分けられます。 
甘草を含む漢方薬を大量に服用すると、むくみや血圧の上昇(偽アルドステロン症とよばれます)を招くこともあります。 

漢方薬の副作用で最も深刻なものは、小柴胡湯(しょうさいことう)による「間質性肺炎」という重い肺炎です。
小柴胡湯には免疫調節作用があり、慢性肝炎への効果が認められて、漢方薬では一番使われていますが、服用した人にまれにこの肺炎を起こすことがあり、中には呼吸困難で死亡した例もあります。

漢方薬の主な副作用

皮膚症状

発疹、痒みなど

胃腸症状

食欲不振、胃部不快感、膨満感、胸やけ、腹痛、下痢、便秘等

精神神経症状

頭痛、めまい、のぼせ、ほてり、しびれ、不眠など

その他

偽アルドステロン症、浮腫、間質性肺炎等

現在、日本国内で発売されていないくすりを輸入代行する形で注文しますというホームページがインターネット上にいくつかあります。
 しかし、インターネット等の個人輸入の普及により事故も多発しています。

最近ではダイエット目的での健康食品の様に宣伝文句に誘われ、偏った情報をもとに服用してしまい、死亡例が出たのは新聞やマスコミにより大きく報道されました。
これらのほかにもフランス製の合法ドラッグ、ベトナムの解熱鎮痛薬の過量服用による気分不快・呼吸困難の例などがあります。

基本的にくすりは体にとって異物(毒)であり、副作用のないくすりはありません。
たとえ症状・疾患があったとしても、そのくすりに関する情報がない状態で服用することは危険です。
やめておかれた方がよいでしょう。

ハードコンタクトレンズならば、レンズを装着したままで一般にどの目薬をさしてもかまいません。

しかし、ソフトコンタクトレンズや酸素透過性ハードコンタクトレンズを装着したまま目薬をさすと、レンズに目薬の成分や保存剤が徐々に吸着されて目に刺激を与えたり、レンズの性状に影響を与えることがあります。

特別に角膜保護の目的などの治療用としてソフトコンタクトを使用する際に、目薬をさしてよい場合もありますが、一般にソフトコンタクト レンズや酸素透過性ハードコンタクトレンズを装着している時は、コンタクトレンズ装着時でも使用可能な人工涙液タイプの点眼液以外は用いないようにしま しょう。


FBbn O.H.P. トップページへ

おくすりQ&Aもくじ


今日 - 昨日