会長挨拶

Tajima.jpg

平成28年7月1日開催の臨時理事会にて会長に選出され4期目の会長に就任致しました但馬重俊です。心機一転して職務を全うする所存で御座いますので宜しくお願い申し上げます。

 さて、本年4月に診療報酬改定がありました。その議論の中では 医療機能の分化・強化並びに連携が地域医療のシステム化に欠かせないことが示され、地域包括ケアシステムの推進が実践されることが明記されました。会員の先生方が勤務する施設では高度急性期型病院を志向する施設から慢性療養型病院を志向する施設又は診療所と幅広い医療機能を提供する施設がありますが、薬剤師が「患者さんの薬物療法に常に寄り添い、患者さんを支える科学者たる医療専門職」であることにおいては医療提供機能に左右されません。今期も臨床現場で活躍される会員諸氏に有益は情報提供と研修会等の企画等に全力を尽くします。今回の診療報酬改定では特定入院料算定病棟であるICU等において病棟薬剤業務実施加算が認められました。大阪府内でも7月1日現在で24施設が届出されておりますので、是非ともこれらの施設では薬剤師の業務実践が患者さんにどのような影響を及ぼしたかについて検証して頂き今後の展開に寄与して頂きたいと存じます。更にポリファーマシーの課題に対して薬剤総合評価調整加算(外来では薬剤総合評価調整管理料)が認められました。医師と薬剤師の協働により薬物療法の質的低下を招かず服用数の低下は患者さんにとっても医療経済学的に見ても利益しかありませんので、真摯な姿勢で薬剤師の職能を発揮する絶好の場と言えますのでご尽力下さい。何はともあれ診療療報酬は待っていては何も評価はされませんので、先ず実践してエビデンスを構築して自ら獲得するようにお願い申し上げます。

 一方で我々の後継者となる薬学教育では、改定モデル・コアカリキュラムに準拠した実務実習が平成31年度より開始されます。大学が主導的役割を果たし病院のグループ化と保険薬局を含めた地域単位での実務実習提供体制を構築する中で病院はどの部分を担えるのかを十分に把握しておくことが必要と考えます。その準備期間は実質2年間程しか残されておりません。本会としても大学との情報共有体制は構築しておりますのでご要望等がありましたらご連絡下さい。

 最後に、本会活動は会員諸氏からのニーズに応える活動に注力しておりますので、どのようなご要望に対してもその実施に関して検討する所存でありますし、今期の理事全員が大阪府内の薬剤師を支える姿勢でその業務に臨んでおります。今期もご活発なご意見並びにご協力をお願いして会長就任のご挨拶とさせて頂きます。

但馬 重俊

(NTT西日本大阪病院)


今日 - 昨日